↑

ブログBlog

家の見積もり。カーテンまで入っていますか。

その金額で、どこまで暮らせる家になりますか。

予算に収まったと思ったら、カーテンも、庭も、照明の一部も別だった。そんな食い違いを避けるには、見積書の最後の金額を見る前に、そこまで払うと何が完成するのかをそろえておきたいところです。建物の金額と、暮らしを始めるための金額は、同じ範囲とは限りません。

LIQは、見積もりを「家を建てる値段」だけで終わらせず、引っ越した日の夜を思い浮かべながら見たいと考えています。窓を閉じ、明かりをつけ、外から玄関まで歩いて帰れる。その状態に必要な物と工事を並べると、残すもの、変えるもの、あとから買うものを、自分たちで選びやすくなります。

「入っている・別途・未定」を、同じ紙に並べる

まず、照明、カーテン、エアコン、玄関までの舗装、門まわり、植栽など、暮らしを始めるときに欲しいものを書き出します。それぞれを、今の合計に含まれるもの、別に費用を用意するもの、内容や金額がまだ決まっていないものに分けます。項目が見当たらないときは、無料とも不要とも判断せず、未確認として残します。

例えば「カーテンあり」だけでは、どの窓に何が付くのかが分かりません。リビングのレースと厚手の布、寝室の遮光、レール、採寸、取り付けまでを含むのか。同じ言葉でも、描いている完成状態が違えば、比べている金額の意味も変わります。

これは、見積書の項目名を全部覚えるための作業ではありません。外構や照明器具、引っ越しに伴う購入品まで含めて資金を考える必要がある一方、実際に何が含まれるかは個々の見積もり次第です。「別途」と書かれたものを、家づくり全体の予算から消さないことが大切です。

二つの見積もりを並べるなら、例えば「寝室の窓には入居日までにカーテンを付けたい」と、同じ希望を両方へ伝えます。片方には取り付けまで入り、もう片方には何も入っていなければ、その差を埋めてから比べる。比較のための紙には確認した日も残し、打ち合わせで内容が変わるたびに更新します。

カーテンの生地と、天井のつくり方は別の話

ホテルライクな窓辺をつくるとき、私たちは布の色だけでなく、カーテンの上端がどこから始まるかを見ます。天井側へレールを収め、布がすっと下へ続くようにすると、窓の上に細かな部材が並ぶ印象を抑えられます。生地を高価なものへ替える前に、取り付く場所を整える選び方です。

下のイメージでは、カーテンの上端を天井のくぼみに寄せ、隣の石壁へ柔らかな光を当てています。布、レール、くぼみをつくる天井、壁を照らす照明は、一つの景色に見えても同じ物ではありません。カーテンの購入費だけで、この景色に必要な工事まで含まれているとは考えないほうがよいでしょう。

取り付ける製品に合う下地や納まりも必要です。布はあとから選ぶとしても、天井をどう仕上げるか、どこに取り付けるかは設計側と先にすり合わせます。私たちは、後で買う物があることと、その物のための準備を後回しにすることを分けて考えます。

ホテルライクな明かりは、減らす前に残す光を決める

照明の見積もりを下げたいとき、すべてを少しずつ減らす方法だけではありません。食卓の明るさ、夜に歩く場所の見え方、くつろぐときに眺める壁。まず、日常のどの光を残したいかを決めます。LIQは、必要な使い勝手と、その家らしい景色が残る順番で調整したいと考えています。

例えば、リビングの石壁を照らす光が家族の好きな景色なら、そこを残し、別の場所の装飾的な器具を見直す案があります。逆に、間接照明より手元の見やすさを優先したい部屋なら、その使い方を軸にします。どちらが正解かではなく、減らした後も同じように暮らせるかを確かめます。

そのうえで、照明器具だけの金額なのか、配線や取り付け、必要な天井の造作までを含むのかをそろえます。器具を買う先を変えても、工事が不要になるとは限りません。ホテルライクな明かりを予算に残すには、光の見え方と、それをつくる作業を一緒に扱うことが必要です。

「外構はあとで」の、あとに残る暮らしを見る

庭は、住みながら少しずつ育てても楽しいものです。ただ、植木を後から足すことと、玄関までの通り道や門まわりを未完成にしておくことは、同じではありません。何を後日に回すかを、外構という大きなくくりのまま決めないようにします。

次のイメージには、玄関へ続く舗装、インターホンとポストのある壁、植栽、夕方の明かりが描かれています。どれも玄関の扉そのものではありませんが、帰宅したときの使い方と印象をつくっています。外構を別の会社へ頼む場合も、この完成状態を建物側と共有してから範囲を分けたいところです。

予算を分けるなら、入居時に使う通路や設備をどこまで整えるかを先に決め、植栽や飾りを育てる部分と分けます。後で施工する場所へ工事の人や材料が入れるか、先に仕上げた場所へ影響しないかも相談します。今の支払いを減らす選択に、後日の工事と費用が残ることまで含めて選びます。

自分で買うなら、取り付く日までを予算にする

好きなペンダントライトやカーテンを、自分で探して買いたい。その楽しみは残してよいと思います。ただし、商品代だけを建築会社の取り付け込みの金額と比べると、条件がそろいません。配送、採寸、取り付け、必要な部材など、誰がどこまで担当するかを決めてから比べます。

先に伝えるのは、購入予定の製品と、いつまでに設置してほしいかです。現場へ届く日、保管場所、寸法や仕様の確認、不足や破損が見つかったときの連絡先も相談します。自分で手配する範囲が増えるほど、その調整を誰がするかまで含めて考えるほうが、無理のない選び方になります。

すべてを建築会社へまとめるか、すべてを自分で買うかの二択にする必要はありません。取り付け条件の調整が多い物は相談して任せ、置くだけで使える物は暮らしながら探す。私たちは、安さだけでなく、その買い方を最後まで気持ちよく続けられるかも大切にしたいと考えています。

減額と、見積もりの外へ出すことを混同しない

打ち合わせで合計が下がったら、変更点を一行ずつ確かめます。同じ物の条件が変わったのか、数量や仕様を変えたのか、今回は頼まないことにしたのか。必要なカーテンを自分で買うことにしたなら、建築会社の見積もりは下がっても、その購入費は家づくり全体に残ります。

未定の金額も、決まった金額と混ぜないようにします。仮の予算が入っているなら、何をどこまで想定したものかを聞き、選んだ内容で増減する部分だと分かるように残す。分からない費用をゼロとして合計するより、未確定のまま見える位置に置くほうが、次に決めることが明確になります。

見積もりを比べるときは、同じ図面、同じ希望、同じ完成範囲で並べます。その条件がそろってから、どの金額と内容を選ぶかを話す。私たちが避けたいのは、紙の上では予算に収まったのに、住むための買い足しで迷い続ける家づくりです。

次の打ち合わせでは、引っ越した夜を一緒にたどる

持ってきてほしいのは、今の見積もりと、好きな部屋の写真です。「この窓辺にしたい」「玄関はこのくらい整っていてほしい」と、完成後の姿を指しながら話してください。写真に見えている物と工事のうち、何が含まれ、何を別に用意するのかを具体的にできます。

そこから、帰宅して玄関を開け、窓を閉じ、食事をして休むまでを順にたどります。どこに明かりが付き、どの窓にカーテンが掛かり、何がまだ届いていないのか。全部を初日にそろえる必要はありません。ただ、未完成の部分を知らずに引っ越すのではなく、自分たちで選んで残したいのです。

京都でホテルライクな注文住宅をつくるなら、予算のために好きな景色を諦める前に、その景色が何でできているかを一緒にほどいてみましょう。残す光や布の納まりを決め、後から足せる物を選ぶ。見積もりの最後の数字だけでなく、その先に始まる暮らしまで納得できる計画を目指します。

好きな部屋の写真と見積もりから、完成までの範囲を一緒に。

家づくりについて相談する

Back to listリストに戻る

LINE デジタルカタログ 住まいの無料相談会